モナコイン価格、1年で500倍になる
上の画像をよくご覧になって頂きたい、2.8という数字が刻まれているのがお分かりになるだろうか。
そう、ニートのおはじき(別名モナコイン)は1月1日、その日2.8円で取引されていた。
しかし本日12月5日火曜日。
bitbankで1000円タッチ来た。取引所としては初の到達じゃないだろうか。BFの価格は販売所なので基本無視してください。 pic.twitter.com/AHX5BGZSxI— 剣ヶ峰P@Monappy運営 (@kengamineP) 2017年12月4日
1枚1000円で取引されてしまったのである。
ちょっと待ってそれ正月に2.8円で売ってましたよ!
つまり価格が1年で約400倍に暴騰してしまったのだが、なぜそんなことが起きてしまったのだろうか。
今回はその原因を徹底的に究明していきたい。
①市場が大きくなりすぎた説。
予想できていた人はかなり少数だと思われる
年始めに180億ドルだった暗号通貨全体の時価総額は現時点で3500億ドル、約20倍にまで膨れ上がっている。
暗号通貨代表のビットコインも958ドルから11500ドルと、約12倍に価格が高騰。
市場の超成長、そしてビットコイン価格の高騰とモナコインを絡めて、出現自体がかなりレアになったモナコイン勢投資家のごーるどもにゃーさっくす氏はこう発言している。
私の一つの価格目標であった3000円はそう遠くないうちに達成するでしょう。この価格目標設定はbitcoinの時価総額を元に設定したものです。しかしそのbitcoin自体がはるかに巨大なものになり、暗号通貨自体の規模も以前とは比べ物になりません。価格を設定した根拠自体を修正する必要があります。— ごーるどもにゃー さっくす (@goldmona_sachs) 2017年12月4日
今の市場規模が数年維持されるのであればモナコインの目標価格は20000円です。時価総額の計算に関しても誤りがあったと思います。見かけの時価総額は実態よりもはるかに大きく表現されています。— ごーるどもにゃー さっくす (@goldmona_sachs) 2017年12月4日
市場規模の拡大により、モナコインのターゲットプライスを20000円に上方修正したもにゃー氏。
だが新規の市場参加者等はそこまで難しいことは考えていないと思われるので、
「1枚130万円するビットコインよりも1枚1000円でいっぱい買えるモナコイン♪」
という様な安易な考えでおはじきを大量に購入している可能性が非常に高い。
コインなら全部一緒だと思われている可能性が否定できない。
参考までに主要なアルトコインの価格推移を見てみよう。
Ethereum・・ワールドコンピューターとも言われ、ブロックチェーンで契約を実行するスマートコントラクトの先掛け、今も完成に向け開発が続けられている、
開発者のvitalik氏は世界に影響を与えた50人に選出された程の革命的通貨。
6.5ドル → 470ドル 72倍
Ripple・・銀行間送金がよく話題になるが、その目的はありとあらゆる価値と価値の交換プール、価値のインターネット実現にある。
0.007ドル → 0.25ドル 35倍
Litecoin・・ビットコインが金ならライトコインは銀という思想のもと、採掘、流通がしやすい様に作られた世界最古のアルトコイン。segwit、atmicswap等、旧きコインでありながら常に先進的技術をテスト、実装し続けている。
4.55ドル → 102ドル 22倍
MonaCoin・・運がよければ食料を買える。
0.025ドル → 9.51ドル 約400倍
モナコインの異常な暴騰がお分かり頂けただろうか。
②メディアが持ち上げすぎた説。
monapartyの開発者cryptcoin_junkey氏はこう語る。
そもそもバリュエーションできる人たちの間では— Cryptcoin Junkey (@cryptcoinjunkey) 2017年12月4日
「モナコインは不当に廉価すぎ」が
長らくの共通見解だったっぽいし
秋葉原ジャックが空気を替え
ITmedia記事が空気を広まったのが
今回の高騰の地ならしになったっぽい
つまり田中氏の秋葉原ジャック
そしてITmediaの記事
「自腹切っても「楽しいから」……アキバで“流通”する仮想通貨「モナコイン」の謎」
が今回の高騰の下地になっているという。
この月間総合PV1億7000万超を誇る大手サイトに掲載された記事、いわゆる提灯記事であり、かなり好意的にまとめられていることから、
暗号通貨に触れたことのない層を洗脳してしまい、新しいホルダーを呼び込んでしまった可能性がある。
モナコイン価格上昇の一因か?
読者の想定される口座開設完了時期と今回の高騰開始が重なっていることがお分かり頂けるだろうか。
③燃やしすぎてしまった説
12月4日、MONAPARTYのproof of burnが終了した。
詳しくはこの記事をご覧頂きたい。
monapartyのPob終了!— なめたいポエー☆ (@nametai_youbun) 2017年12月4日
合計296,652.11349477monaが監禁施設に送られたもよう
時価総額は1mona=900円換算で266,986,800円まで行った模様……凄いね! pic.twitter.com/ZGZsieIFG8
モナコインをXMPに交換するこのイベントにより、時価3億円近いモナコインが永遠にこの世から姿を消した。
2.5億円相当を燃やして価値0円の灰を作ったあと— Cryptcoin Junkey (@cryptcoinjunkey) 2017年12月4日
この灰を 2.5億円以上にするという
オンラインゲームでもあるっぽい
…そういうことにでもしないと正気を保てんよ…っぽい
時価400万円相当のモナコインをボンボン燃やし続けるモナコイン勢の本気の焼きに開発者も正気を失いかけてしまう事態に発展したこのイベント。
これにより市場で流通するモナコインの数が減少し、価格の高騰に繋がったとも考えられる。
④CIS砲が強力すぎた説。
株界の伝説CIS氏、すでに一億円分のモナコインを所有されているようだ。
550円からこつこつ買ってたモナコインももう倍になってしまった— cis@株 先物 FX 仮想通貨 ドラクエ (@cissan_9984) 2017年12月5日
10日しかたってないが!
モナコイン億円分以上保有してるのはなんか感慨深いものがある
ここ数日とにかく買い増し発言を繰り返していたCIS氏、
株界に絶大な影響力を持つ氏の発言により、暗号通貨にまだ懐疑的な株クラスタの財布が思わず緩んでしまったというのは十分考えられる。
⑤コムサからきますた説
100億円の資金を集めた世界最大級のICO、COMSA。
その配当トークンであるCMSの取引が12月4日始まった。
COMSAの売却資金は間違いなく流れてくる。ETHとかMONAかな。— GOX 👼FXトレーダー (@btc_FX) 2017年12月4日
その結果、ロックされていた100億円の資金が一部モナコインに流れ込んでしまったことが指摘されている様だ。
まとめ
他にも様々な要因が指摘される今回の高騰、もはや人が人を、買いが買いを呼び、全く収集がつかない状態になっている。
残念ながら執筆中に1280円を越え、500倍が目前に
おはじきでもなんでも取引所で売ってるものはとりあえず全部買うといった雰囲気漂う暗号通貨市場。
市場参加者の方々には今一度注文を出す前に、自分が今買おうとしてるコインがなんなのか考える時間を持っていただきたいと願わずにはいられない。
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